2025年懸賞論文に応募して文章力を鍛えよう!高校生~社会人向け(Part1)
- Dr. K. Shibata
- 4月18日
- 読了時間: 7分
更新日:4月21日
新年度は新しいことにチャレンジしてみませんか!その最初の一歩をお手伝いします。

「論文の教室」という基礎から始める論文講座を運営しています。講座の内容は大学生以上を想定したものですが、大学受験の制度が急速に変化するなか、中学生・高校生の参加者も増えています。本年度も同講座を開講予定です。併せて、来年の大学受験等の対策も兼ねて、主に高校生を対象とした懸賞論文を紹介します。それ以外の対象者も参加可能なものもありますので、ライティング・スキルを高めたいと考えている方は是非チャレンジしてみてください。
【論文の教室】大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座
以下は、昨年実施したの「論文の教室」の概要です。
【論文の教室】基礎・実践編-大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座@オンライン
近日中に同じ講座を開催予定です。ご希望の方は以下のページからお名前・電子メールをお知らせください。開催日が決まりましたら、イベント案内を送付いたします。また、イベント案内はGlobal Agendaのホームページ、note他のSNSでも告知します。
【問い合わせ】Global Agenda
大学入試に必要となった論文の執筆スキル
近年の大学受験において総合型選抜制度のウェイトが高まっていることもあり、一から「論文の書き方」を学びたいと考えている高校生は少なくありません。最近は、高校の授業でも課題レポートを課されるケースが増えていることも理由のひとつのようです。
大学入試、3人に2人が「学力試験」に依存しない受験を選択!6割が一般選抜以外の入試方式を活用する時代に
総合型選抜など、大学受験における一般入試以外の願書出願は高校3年の9月初旬、10月入試、というパターンが最も多いので、高校2年生から受験準備を始める必要があります。
総合型選抜とは?AO入試からどう変わった? 学校推薦型選抜との違いは? 特徴や流れを解説
Global Agendaは、これまで大学(院)受験対策として、受験生の志望理由書(大学での研究テーマが含まれるのが一般的)並びに小論文の執筆指導も引き受けてきました。また、2000年のコロナ危機以降、日本の大学の授業でもごく一般的となった課題レポートの提出に備えて、この論文講座を受講する大学生も増えています。
懸賞論文に応募して「考える力」を身につける
ただ、受験生でまだ志望校や学部が決まっていなかったり、大学生や社会人でも具体的な課題やテーマがないと、なかなか取り組みへの意欲が湧かないのも事実です。そこで「賞金!」も期待できる懸賞論文に応募するという方法があります。締め切りもあるため、決められた期間内に終える、という論文のお約束にも対応しています。
また、懸賞論文に応募することで、大学受験の志望理由書の「課外活動」欄に「○○コンテストにチャレンジ」と記入することができます。そして、運よく入賞すれば、それはあなたの輝かしい「実績」になります。実際、中高生向けのコンテストでは、応募すれば「参加賞」を与える開催団体も少なくないのです。
そこで、現在、主に高校生、そして一般の方も応募できるエッセイ・論文コンテストを集めてみました。求められている文字数もそれほど多くなく、読書感想文や体験談のようなものもありますので、この機会に是非チャレンジしてみることをお薦めします。以下、2025年4月現在応募可能な代表的な懸賞論文をピックアップしてみました。
1. 自治医科大学主催、高校生小論文・プレゼン動画コンテスト「みんなで考えたい!未来の地域医療」
このコンテストは、次世代を担う高校生と自治医科大学が一緒に、身近な地域医療のあるべき姿を考えたいとの思いからスタート。入賞者は地域医療プレ体験キャンプに招待される。
令和7年度 テーマ「みんなで考えたい!未来の地域医療」
募集内容
●小論文:文字数1,200字以内の上記テーマに関する小論文
●プレゼン動画:上記テーマについてのプレゼン風景*(90秒以内)を撮影した動画
募集期間
令和7年3月10日(月)~5月15日(木)(郵送の場合は15日必着)
応募資格
高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)・高等専門学校(3年生まで)に在籍している生徒
詳細は以下から。
2.大阪経済大学 全国高校生エッセイコンテスト「17歳からのメッセージ」
第25回(2025年度)募集要項は以下のとおり
テーマ
(1) 今までの自分、これからの自分
(2) 自分にとって「海外」とは
(3) 今、これだけは言いたい!(自由課題)
応募内容
日本語で書かれたオリジナルの未発表作品。上記のテーマからいずれか1つを選んで500字程度(600字以内)のエッセイ(文体・形式は自由)
応募資格
高校生(高校生であれば年齢は問いません)
応募期間
2025年4月1日(火)~ 2025年6月27日(金)[当日消印有効]
詳細は以下から。
3.2025年高校生が考える空き不動産活用コンテスト
あなたにとっての『豊かな暮らし』とは何か。 そして、その『豊かな暮らし』を支える空き不動産の活用方法を提案するコンテスト。 対象とする空き不動産は、身近にある使われていない土地・建物、あるいはあなた自身とゆかりのある土地・建物とする。 あなた自身が豊かな暮らしをおくるための活用提案でも良いし、空き不動産活用により、まちや地域全体が豊かになるような提案でもよい。
募集内容
テーマ: 豊かな暮らしを支える空き不動産活用
暮らしを豊かにし、皆が笑顔になるような提案を期待している。
応募方法
特設ホームページ内の提出フォームに必要情報を入力した上で、作品をPDFデータ( A3判横使い1枚 ファイル容量は5MB以内)にまとめて提出。表現方法は自由。イラスト・図面・写真・グラフ・表・文章など、視覚的にも見やすい提案を求めている。
内容は以下の(1)~(5)を参考にするが、必ずしも(1)~(5)を網羅する必要はない。
(1) 提案タイトル
(2) 提案コンセプト
(3) 対象とする空き不動産の概要
(4) 空き不動産の使い方
(5) この提案がどのように暮らしを豊かにするのか
募集期間
2025年4月1日(火)00:00 ~ 2025年7月25日(金)23:59
応募資格
日本在住の高校生を対象とし、個人での応募、グループでの応募共に可能。 同一応募者による複数点の応募は不可。
詳細は以下の頁から。
4. 第9回 日本女性学習財団 未来大賞
「出発・再出発」をテーマに、ジェンダー平等社会、多様な人々が生きやすい社会の実現に向けて、次への一歩を踏みだしたい/踏みだした人(踏みだす人を支援する人・グループも可)の思いや学び、実践の過程などをまとめたレポートを募集。
◇レポートの内容は、学校、家庭、仕事、地域活動、女性運動、NPOおよびNGO活動、社会教育・生涯学習活動、震災経験や復興に向けた営みなど、幅広い領域を対象。
◇性別・国籍を問いません。未発表のものに限ります。グループによる共同執筆可。
賞: 大賞 1篇 (奨励金 10万円)
募集期間: 2025年4月1日(火)~8月31日(日)当日消印有効
使用言語:日本語書式:5,000~10,000字(見出し、小見出しを含む。)
詳細は以下の頁から。
5. 第6回 食とコミュニケーション・エッセイコンテスト
主催:一般社団法人 食とコミュニケーション研究所
テーマ
①「食」をテーマに、実際に経験したこと、日頃思っていること、願いなど、当事者・家族・社会が笑顔になれるエッセイ
②「コミュケーション」をテーマに、実際に経験したこと、日頃思っていること、願いなど、当事者・家族・社会が笑顔になれるエッセイ
※実話を基にしたエッセイとしてください。
募集締切: 2025年10月31日
応募資格: 不問。但し、18歳未満の応募は、保護者の同意が必要。
文字数・形式
・タイトル:40字以内
・本文文字数:4,000字以内(タイトル含まず)
・日本語で執筆されたもの。
・商業利用について無契約の作品のみ。
・1名につき1作品のみの応募。ただし、異なるテーマの場合は、それぞれ1作品ずつ応募可能。
詳細は以下の頁から。
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