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  • 執筆者の写真Dr. K. Shibata

自分の知的可能性を試してみる~グローバル社会への提言



第9回高校生英語エッセーコンテスト:挑戦の素晴らしさ

7/27には第8回目のThe Japan Timesが支援する朝英語の会梅田@スタートアップカフェ大阪が開催されました。今回も新しいメンバーが参加され、「大学入試改革」と「英語教育」について議論していただきました。会社員や経営者、政府関係者の方に加えて、現役の中学の英語の先生や大学関係者の方もおられたので、テーマを身近なものとして大いに議論が盛り上がりました。この会のテーマでもあるのですが、発信力を鍛えるためには普段からグローバルな課題に関して自分なりの考えをまとめる練習が欠かせません。

欧米の大学では授業中の議論以外に、かなりの量の小論文(エッセイ)の課題が科目ごとに出されます。英文で3,000語(日本語だと恐らく原稿用紙15枚くらい)が一般的ですが、各科目につき学期毎に出されるので、半年間で15,000語以上はエッセイを執筆することになります。もちろん資料を収集して分析した上でないとエッセイを書けないので、現地の学生にとっても大きな負担でした。執筆する量は少ないと思いますが、高校でも同様の課題が出されます。高校でも大学でも、名門校になればなるほど、課題のレベルは上がってきます。

欧米の大学卒業生がかなり議論に長けているのは、様々な人種的・文化的背景を持った学生や教員と一緒に授業内で議論しているからということもありますが、学生時代にこのようなライティングの課題で自分の意見を整理する訓練を積んでいるからです。日本の教育機関もこのことには気が付いていて、ここ数年は高校生向けの英語のエッセイコンテストが盛んです。テーマもずばり「グローバル社会について考える」というテーマが大半です。いずれも夏休み明けが提出期限になっています。以下、ネットで見つけたものを列挙します。

津田塾大学主催 2017年第18回 高校生エッセー・コンテスト

Follow your heart and intuitionと説いた スティーブ・ジョブズに手紙を書こう

スティーブ・ジョブズに宛てた手紙形式のエッセーを募集。英語の場合は400words程度、日本語の場合は1,200字を9/1までに提出 。

京進  英語エッセイコンテスト

自分を知る、日本を考える、世界とつながる

第 3 回エッセイテーマ : 私が考える『国際人』 400 語程度(350~450 語)の英語 2017年9月26日(火)必着

読売新聞主催 第9回 高校生エッセー・コンテスト 「考えてみよう。世界のこと、日本のこと」 上記テーマで英文300~400words程度のエッセーを9/15までに提出。 https://www.yomiuri-osaka.com/lp/essay/

高校生対象・第9回 IIBCエッセイコンテスト開催

テーマは『私を変えた身近な異文化体験』

日本でTOEIC Programを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が主催

英語、501~700語

【応募期間】2017年6月1日(水)~9月6日(水)17:00

朝英語の会の参加者の中には中高生のお子さんやご親戚がいる方がおられると思うので、ぜひとも挑戦を手助けしてあげてほしいと思います。グローバル・アジェンダでも夏休み後半にこれらの課題を考えるためのライティング・ワークショップの開催を検討しています。

私自身も英国で博士号取得後に欧米の学術雑誌や国際学会主催の賞に応募し、発表論文がノミネート(Short-listed)されたり、賞金を頂いたことが、その後の大きな励みになりました。もちろん、競争は熾烈です。しかし、成長を促すために、自分の知的可能性に挑戦することは意義のあることです。英語ではありませんが、大人向けの作文コンテストも見つけました。次回はこちらを紹介します。

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