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  • 執筆者の写真Dr. K. Shibata

9/28(木)朝英語の会梅田のテーマ:トップアスリートの養成~スポーツと社会



9月28日(木)のThe Japan Timesが支援する朝英語の会梅田のテーマが「トップアスリートの養成」になりました。東京オリンピックやラグビーワールドカップの日本での開催が間近に迫り、開催地としてのナショナルプライドを賭けて、国内で優良なアスリート候補を発掘し、一流選手に育てる必要が出てきました。これまでの成果もあってか、近年多くの日本選手が世界レベルの大会で好成績を残せるようになってきています。

またアマチュア選手とプロ選手の垣根が年々低くなっているのも近年の傾向です。グローバル化と合わせてスポーツイベントそのものが世界的なビックビジネスになりつつあり、スター選手は企業の広告塔として多くの報酬を受けるに至っています。このようなスポーツと社会の関係性を解き明かすような学問領域も近年大いに注目を集めています。米国の名門Duke大学がCourseraで提供する人気オンラインコース[Sports and Society]の冒頭の紹介文は以下のように始まっています。

Sports play a giant role in contemporary society worldwide. But few of us pause to think about the larger questions of money, politics, race, sex, culture, and commercialization that surround sports everywhere. This course draws on the tools of anthropology, sociology, history, and other disciplines to give you new perspectives on the games we watch and play.

ここに挙げられるように、スポーツには明るく華やかな側面以外に我々の注意が必要な隠された課題やメッセージもあります。例えば、日本では体罰も容認するような「ブラック部活」や運動部顧問の長すぎる労働時間が問題になったワークライフバランスとの調整など、まだまだ多くの課題があります。

それでも米国連邦政府が国連と協力して女子向けにGlobal Sports Mentoring Programを創設し、女子のスポーツ参加による能力開発を進めるなど、スポーツには健康増進やレジャーという目的以外にも多くの効用があることが様々なリサーチにより証明されています。スポーツ産業は日本でも今後発展が見込まれており、同じ9/28(木)の午後には神戸で「神戸スポーツ産業懇話会設立シンポジウム」も予定されています。

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201709/0010524771.shtml

興味のある方がいらしたら、まだ座席はあるそうです(9/19現在)。

それでは皆さんの活発な議論を期待しています。座席を追加したので、9/28(木)はまだ8名分空席があります。毎回新しい参加者がいますので、気軽にご参加ください。

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