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  • 執筆者の写真Dr. K. Shibata

3.11 東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか (海外巡回展)


 複数の著作の共著者でもあり、友人でもある、オーストラリアのブリスベン市にあるクイーンズランド工科大学(QUT)の創造デザイン学部の学部長、ポール・サンダース教授から、在ブリスベン日本国総領事館とQUTが共同で以下の巡回展を主催するとのお知らせを受けましたので、ご案内します。(2015年2月2日から2月20日)

 サンダース教授はイギリス出身ですが、南アフリカで建築家及び大学講師として勤務した後、オーストラリアに渡り、数年前にクイーンズランド工科大学(QUT)の創造デザイン学部の学部長に就任しました。彼と初めて会ったのはアメリカ、シカゴで行われた国際学会で、夕食会で同じテーブルになった縁から始まりました。彼とは実際には数回しか会ったことがないのですが、その時、意気投合したことから、彼の同僚なども含めて、2冊の書籍の2章を一緒に書くことになりました。当時、私はイギリス在住でオーストラリアに住んでいた彼と彼の同僚との共同執筆はなかなか大変だったことを覚えています。しかしながら、SKYPEを利用しての議論や共同執筆はとても楽しく、あっという間に数時間が過ぎていたこともあります。

 私が神戸出身で、神戸の震災のことを一部、論文に書いたことから、日本の様子もとても気にかけてくれています。また、彼の義兄夫婦はフランスの文化大使として東日本大震災の前に日本に住んでいたことがあり、本当に世界は狭いなと考えせられました。彼の義兄は南アフリカのアパルトヘイトの実態を暴いたドキュメンタリー作家として著名になり、作品はイギリスのチャンネル4などで放映されたこともあります。ぜひ、震災20年後の神戸に関する作品なども作ってほしいものですね。


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