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  • 執筆者の写真Dr. K. Shibata

3/28・3/30 朝英語の会梅田:24時間営業の見直しについて



3月28日(木)7:30AM~、3月30日(土)9:30AM~「朝英語の会梅田@KANDAI MeRISE~The Japan Times 紙記事について議論する~第46-1回&46-2回」に使う記事が配信されました。テーマはコンビニやレストラン等の24時間営業の見直しについてです。

Let's discuss around-the-clock service

議論のきっかけは以下のNHKの番組「くらし☆解説」の「どう考える? コンビニの24時間営業」の解説記事の中に詳しく書かれています。

以下記事からの抜粋です。

発端は、東大阪市にある」セブンーイレブンの加盟店のオーナーの声でした。去年春以降、なかなかアルバイトが集まらず、やむを得ず、先月1日から、朝6時から日付が変わって午前1時までの、一日19時間の短縮営業に踏み切りました。ところが、本部のセブン―イレブン・ジャパンから、契約違反だとして、「24時間営業に戻さない場合は、契約を解除するとともに、およそ1700万円の違約金が必要になる」と求められたということです。本部側は、24時間営業を続けられるようサポートしていきたいとしていますが、オーナーは、営業時間を選択できる仕組みにするよう求めて、対立が続いています。

実は24時間営業の見直しは飲食業では数年前から始まっていて、ロイヤルホストが24時間営業を廃止し、ガストやマクドナルドも24時間営業の店舗を大幅に縮小しています。背景にあるのは社会からの長時間労働への批判、人手不足、そして、何よりも企業そのものが24時間営業に関して労働生産性や効率性の観点から深夜営業を縮小する方向性に向かっていることが大きな理由のようです。

ファミレス「24時間営業」撤退、はたして「生産性」は上がるのか?

米国でセブンイレブンが24時間営業を始めたのは1963年。テキサス大学近くの店舗でアメフトの試合が終わった後に、店がたいへん混雑し、午後11時以降も開店せざるを得なくなったことがありました。その日の売り上げが今までにないほど大きかったことから、その店舗は営業時間をそれ以降24時間を標準としました。そのサービスがチェーン全体に広まったのがこのサービスの始まりです。

How 7-Eleven Got Its Name And Why It's Open 24 Hours

セブンイレブン社長「24時間営業は絶対続ける」

また古屋社長はこのインタビューで次のような発言もしています。

「セブンイレブンとして、24時間営業は絶対的に続けるべきと考えています。社内で見直しを議論したことはありませんし、加盟店からもそんな声は全く出ていないですね。まず売り上げに響きます。店を閉じている時間だけじゃなくて、開けている時間の売り上げも落ちるんです」

しかし、加谷 珪一氏は現代メディアの記事で24時間営業に頼らなければ十分な売り上げが維持できない日本のサービス業の生産性の低さを問題にしています。

「ドイツやフランスの 生産性 は日本と比較すると約1.6倍もある。これだけの稼ぎがあれば、小売店も無理に深夜営業や休日営業を実施しなくても十分に利益を上げられるだろう」

欧州諸国では24時間営業のメリットが少ないし、国民の多くもそれを求めていません。

一方、報道によると、今年2月から24時間営業をやめて本部と対立していた、セブンイレブン東大阪南上小阪店(大阪府)について、セブン-イレブン・ジャパンが店舗側に、時短営業を理由とする契約解除はしない旨を伝えていたことがわかりました。

セブン「現時点での契約解除はない」も…時短店オーナー「まだまだ不安」

しかし、セブン・イレブンでは一部の直営店・加盟店で、短縮営業の実験をするが、この東大阪店を対象とするかについては「検討中」だということです。

今後も実験・交渉は続きそうですが、貴方はこの「24時間営業」についてどう思いますか?皆さんの議論に期待します。

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