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『社会はなぜ左と右にわかれるのか:対立を超えるための道徳心理学』【英語で学ぶ大人の社会科】第106回 12/14(日)20時@オンライン

  • 執筆者の写真: Dr. K. Shibata
    Dr. K. Shibata
  • 11 時間前
  • 読了時間: 8分

ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか:対立を超えるための道徳心理学』から現代日本の政治を考える


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2025年12月14日(日)夜20時@オンラインで開催する「英語で学ぶ大人の社会科」ワークショップは、ニューヨーク大学スターンビジネススクール教授で道徳心理学を専門とする社会心理学者Jonathan Haidt教授の著書「The Righteous Mind: Why Good People are Divided by Politics and Religion 」の書評をを使い、日本における「道徳・倫理観と政治」の関係性について英語で議論します。


『社会はなぜ左と右にわかれるのか:対立を超えるための道徳心理学』【英語で学ぶ大人の社会科】第106回 12/14(日)20時@オンライン


知事のパワハラ疑惑をきっかけとした公益通報から始まり、複数の自殺者を出した兵庫県での醜聞。2024年10月の不信任投票を経て再度当選を果たした兵庫県の斎藤元彦知事が就任してから1年以上が過ぎましたが、騒動は今も終わっていません。なぜなら、複数の自殺者を出したパワハラの告発を巡る兵庫県の対応の責任を、第三者委員会の指摘を受けた現在でも知事はいまだ認めていないからです。


兵庫県の斎藤知事、県の対応「適切だった」と見解変えず…第三者委認定のパワハラは初めて認め謝罪 : 読売新聞オンライン


何よりも、問題だったのは2024年11月の兵庫県知事の出直し選挙では、NHKを国民から守る会代表の立花孝志氏が、兵庫県知事選に立候補し、不信任決議を受け知事を失職した斎藤氏を応援する「2馬力」選挙を展開したことでした。昨年の選挙では、知事を告発した兵庫県議会の百条委員会の主要メンバーである複数の議員が、事実無根の告発文書で知事を陥れた「黒幕」だと名指しで批判され、彼らを標的にした誹謗中傷がSNSで拡散されました。これらの激しい中傷の末、百条委員会メンバーであった竹内英明氏は斎藤知事の再選翌日に県議を辞職し、今年1月に自死するという痛ましい結果になったのです。

県議の死亡後も止まない誹謗中傷に対し、亡くなった竹内氏の妻が立花氏を刑事告訴し、立花氏は国外逃亡の恐れもあるとして、兵庫県警に逮捕されました。


立花孝志容疑者を逮捕 苦悩と葛藤を抱えた妻の闘い、死後の名誉毀損でも 刑事告訴の裏側【報道特集】 | 


新聞やTVなどの伝統的なメディア(オールドメディア)は立花氏の行動や兵庫県知事の対応を批判してきましたが、ソーシャル・メディア上では彼らを擁護する声も少なくないのが現実です。


<社説>NHK党首逮捕/2馬力選挙の実態解明を 


先日も関西学院大学で兵庫県知事を招いた講義をめぐって一連の騒動があり、それについてコメントをしていたジャーナリストの発言には同意しかありません。

 


松本創さんのXより:「ええ人やんか」「頑張ってはる」といった、自分にはそう見えるという私的感情で支持する人に、公益通報者保護法違反やパワハラ認定、情報漏洩という第三者委の結論、二馬力選挙の不公正さと説明責任…等を説明しても、理屈っぽくややこしい人、意識高く押しつけがましい人と反発され、話が通じない。

@MatsumotohaJimuさん


一方、このような政治や価値観の二極化は世界中で広まっています。なんといってもその先駆者は米国であり、2度にわたるトランプ大統領の誕生はSNS上で増幅された陰謀論抜きには成立しなかったはずです。しかし、なぜそのような現実があるのかを私たちは再度検討してみる必要がありそうです。


そんな中、以下の書籍の英語原書の一部を読む機会があり、その説明がとても腑に落ちたので、この書籍の英語の書評をもとにワークショップを開催したいと思います。


『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』著:ジョナサン・ハイト,訳:高橋 洋; 出版社:紀伊國屋書店 ; 発行年月:2014年4月


この本の内容に関しては、慶應義塾大学のマガジン内で詳しく説明されています。書評の著書いわく「人間は、どんなインテリであっても、直観に基づいて意思決定を行い、理性は、後付けの言い訳づくりを担当するのが基本構造である」としているのが、本書の最も主張したい部分です。ただし、道徳を6つの構成要素に分類し、その組み合わせが政治思想における「右と左」を決めるのだという分析が非常にわかりやすいものであったと思います。


ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』

 

以下2013年に発表され、ベストセラーとなった英語の原書です。日本の大学入試の問題にも出題されています。


The righteous mind: Why good people are divided by politics and religion.

 

教材については、以下の書籍の書評を使います。あなたは、この政治と倫理観・道徳の問題について、どう思いますか。このテーマについて議論するワークショップの詳細は以下のとおりです。


日時: 2025年12月14日(日)20時~21時30分

場所: オンライン

定員: 10名程度まで

費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~


教材として、以下の英語記事を利用します。


【教材】


以下の書籍の書評を使います。


Book Review: The Righteous Mind: Why Good People are Divided by Politics and Religion by Jonathan Haidt


チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。


【チケット】


『社会はなぜ左と右にわかれるのか:対立を超えるための道徳心理学』【英語で学ぶ大人の社会科】第106回 12/14(日)20時@オンライン



[注意]


なお、Yahoo Ticketでのチケット購入については、YahooIDが必要になりました。未登録の場合、SMSでの本人認証が求められる場合もあるようです。


チケット購入・販売におけるゲスト購入・クレジットカード決済の変更について - PassMarket


SMSによる本人認証について - PassMarket Blog


【銀行振込での申し込み】


振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。


このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。


【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会


このワークショップに関心のある方は以下のニュースレター@Substackに登録していただくと案内が届きます。


【英語で学ぶ現代社会】を無料ニュースレター@Substackで購読しませんか?


【詳細】


参加費は500~2,450円です。サロン・ゴールド会員の割引他、回数券もご用意しています。6カ月の新規サロン会員権の購入(更新も含む)の方の初回参加費は無料です。

申し込み後(開催日前日までに)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。解説と設問はできるだけ早く送付します。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。


申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。



【場所】 オンライン


オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。

ワークショップは気軽に使えるGoogle Meetを使って英語での議論に取り組みたいと思います。グローバルな政治や経済に関するテーマですが、大変興味深い内容ですので、ドリンク片手に気軽にご参加ください。参加費は初回は特別価格です!また、見学チケットも用意しています。


メインでは以下のオンライン会議システムを使います。


Google Meet(Gmailとリンクしています)


【ビデオ会議システム】Google Meet


ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。


申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。


【最新版・完全版】Google Meetとは?初心者向けに使い方や便利な機能の徹底解説



オンラインサロン、note&有料ニュースレター会員について

現在、オンライン・サロン「Global Newsについて語ろう」とnoteメンバーシップ「英語で学ぶ大人の社会科」及び有料ニュースレターの会員を募集しています。サロン会員とゴールド会員は全てのワークショップに割引価格で参加できます


【オンラインサロン】


オンラインサロンGlobal Newsについて語ろう」を始めました。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。


【英語で学ぶ大人の社会科】


noteのメンバーシップを始めました。もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りな会の立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!メンバー募集中です。


【英語で学ぶ大人の社会科】メンバーシップ


有料ニュースレター【英語で学ぶ現代社会】(発展編)


ニュースレター【英語で学ぶ現代社会】(発展編)はGlobal Agendaが運営するイベント・英語ワークショップの案内及び解説と設問を加えた記事を配信しています。主要な英語メディアで発表される現代社会のターニングポイントになるような重要なニュース記事・論説文を理解するための手助けとしてご利用ください。



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